そもそもクレペリンって何!?
『クレペリン』という言葉を聞いたことはありますか?
クレペリンとは、正式名称を「内田クレペリン精神検査」といい、ドイツの精神医学者のエミール・クレペリンが行った研究を元に内田勇三郎が精神検査に発展させたものです。
これが、私立大学職員の就職試験で稀に項目になっており、何も知らず受けると混乱してしまうので、事前に特徴と対策・練習をしておきましょう!
試験内容としては、1列に並んだ1行の数字を左から順番に足し算をし、答えの数字の下一桁を足した数字同士の下に書き込んでいます。(例:3+9=12の場合は2)
1列1分の時間制限を付け、前半15分⇒休憩⇒後半15分というような流れになります。
1列1分では、全て解き終えることはできませんので、時間になったら、切り替えて次の行に行き、また解く。
とにかくこれの繰り返しです。
これで何がわかるのか??
通常、「知能」や「性格」を測るためには、2つ以上の検査の実施が必要になります。
しかし、内田クレペリン検査は、「人が作業(行動)するときの能力」と「その能力を発揮するときの特徴」のふたつをまとめて測ることができます。
また、課題や設問に答えるという検査ではないため、受検者が意図的に結果を操作しにくく、
更に言語に制約されないので外国人の受検も可能です。
出典:内田クレペリン検査
とのことです。
また、この検査では2つの側面が分かるようです。
内田クレペリン検査で分る「能力面の特徴」は知能との相関も高く、
受検者が与えられた作業をどれだけ早く処理できるか、あるいはどれだけ効率よく作業がこなせるかといったことをあらわしています。
一方「性格・行動面の特徴」は、
性格やパーソナリティといわれる部分を形成する大きな要素といえます。
出典:内田クレペリン検査
内田クレペリン検査 <公式> | 株式会社 日本・精神技術研究所(日精研) | 心理アセスメント・心理トレー... 年間70万人が受検する、日本を代表する心理テスト。「内田クレペリン検査」は簡単な一桁の足し算を行い、その結果を元に受検者の能力、性格や行動面の特徴を測る心理検査で...
要はこのテストをやると、作業量とその効率、性格までわかってしまうということです。
ホントにそこまでわかるのか!?という意見は別にして、これは対策をしておいた方がよさそうです。
どこをみているかというと、
処理能力の程度⇒作業量(全体の計算量)
性格・行動別の特徴
⇒①作業曲線(1分毎の計算量の変化)
⇒②誤答(足し算の間違い)
ということになるようです。
クレペリンの模範解答ってあるの!?どうなれば良いのか??
そもそもクレペリンとは、何を意識してやれば良いのでしょうか。
就職課に聞くと、こう言われるかもしれません。
まぁ、そうなのですが、せっかく適正試験として受けるのであれば良い評価をもらいたいですよね?
そこで、ここではいくつかのポイントを紹介していきます。
クレペリンのコツ
①定型曲線になることを意識する。回によって、回答数がバラバラだと安定性がないと思われます。
②処理能力が早いと評価されたければ、事前にとにかく練習をする。
③初回にフルパワーを発揮し、その後はそれは安定的に継続される。
④後半についても③を同様に行う。最後の数回は特に意識して高回答数にする。
これらのことを意識しながら、最終的には問題になれるしかなさそうです。
クレペリンって練習できるの?
クレペリン検査ってどうやって練習すれば良いか不安に思った方もいるかもしれません。
検査としては、以下のようなものですので、自分で作ることもできます。
しかし、数字が延々と並んでいるだけで、わざわざ自作する気にはなりません。
安心してください。
今時はスマホアプリでも『クレペリン』と入力すれば多くのアプリがヒットします。
パソコンでも以下のようなサイトで練習ができますので、ぜひ練習をしてください。
キャリアワールド
数回練習するだけで、全然回答数が変わりますので、おすすめです。
いかがでしたでしょうか。
今回はクレペリン検査について紹介をしました。
これで試験内容の中にクレペリンとあっても安心して試験を受けることができますね!
興味のある方は、ぜひ就職・転職を目指してください!