大学職員の選考で小論文が課されているけど、書き方がわからない!どんなことが求められているの?
こんな悩みを解決します。
本記事の内容
・大学職員の小論文試験に求められていること
・小論文の書き方
・学んでおくべき知識
本記事の信頼性
2人の現役職員が新卒・中途採用それぞれの立場から紹介していきます。
今回は、「大学職員の小論文」についてご紹介します。
本記事は「大学職員の小論文選考を通過したい人」におすすめです。
小論文の書き方に興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
小論文を書いた経験はあるでしょうか。
人によっては、高校受験のときに試験科目として経験があるかもしれませんが、あまり馴染みのないものだと思います。
大学では、期末試験の代わりにレポート提出が課題で出されることがあります。
これも実は小論文の一種で、通常1000字~5000字程度を要求されることが多いです。
このレポートでは、講義をどこまで理解したかを説明し、自らの考えを論じることになります。
そしてこの自らの考えには、説得力のあるものにしなければならず、そのための根拠を述べる必要があります。
大学職員試験で稀に実施される小論文は、このレポートを短くした文章を作成することを求められます。
小論文と作文の違いとは何か?
では、小学生の頃に書いた作文と小論文の明確な違いはどこでしょうか。
それは、作文が、自らの経験や実体験を基に自分の考えを述べる・伝えることが目的なのに対して、小論文は、「自分の意見を説得力を持たせて論理的に述べる」ことを目的としている点です。
作文であれば、自分の考えを伝えることで目的を達成します。
という点について考慮しなければなりません。
私は〇〇という経験をしました。そして、私は〇〇と感じました。
というような文章となります。
一方、
〇〇という現状がある。果たしてこの〇〇は良いのだろうか。
私は〇〇については、〇〇だと考える。
なぜなら、〇〇については~〇〇だからである。
といった形で、
大学職員の小論文試験で知っておくべき基本
大学職員の試験科目として小論文があったとき、何も対策をしていないととても混乱すると思います。
制限時間も限られており、
どんな風に書けば良いんだ!?
と焦ってしまいます。
しかし、小論文は書き方さえわかっていれば、ライバルに差をつける絶好のチャンスですので、しっかりと対策をしておきましょう!
小論文を書く際の構成
基本的な小論文の構成は以下のとおりです。
題名「Aについて述べなさい」
①「A」とは〇〇である。
⇒定義付け
②「A」という背景にはこのような現状がある。
⇒現状・背景の把握
③「A」という背景にはこのようなものがあるが、果たしてそのとおりなのだろうか。
⇒問題提起
④私はその点について☆☆だと考える。
⇒主張
⑤なぜなら、Aは◇◇だからである。
⇒主張の理由
⑥たとえば、~のようなことがある。
⇒主張理由の根拠・例示
⑦このような理由から、「A」とは〇〇であり、☆☆だと考える。
⇒終わり
この構成を頭に叩き込んでください。
これが頭に入っていれば、どんな問題が来ても対応できます。
小論文の要点を纏めると以下のようになります
重要ポイントは以下のとおりです。
・定義付けはしっかりと行う。
そもそもそれは何かを提示する。
・問題提起を行う。
何が問題なのかを明確にする。
(この問題について考えるのが小論文です。)
・自らの主張の述べ、その根拠を論理的に伝える。
小論文の最重要項目になります。この部分を説得力のある文章とできるかが評価の分かれ目になります。
・最初と最後の主張は同じとする。
この部分が違うことを言ってしまうと、
伝えたいことが結局どちらなのかが分からなくなってしまいます。
大学職員の小論文対策とは
小論文の構成イメージはできたでしょうか。
この構成がイメージできたところで、実際の大学職員の小論文対策を考えていきましょう。
題名を全て予想してその文章を暗記することはできません。
大学業界が抱える課題についてはある程度頭に入れておき、試験日に構成に当て込むイメージです。
- 少子高齢化による大学ができる対策について
- 金銭的な理由から大学に進学できない高校生への対応について
- 東京23区規制による、東京の大学が行うべき施策について
- 大学生の就職活動の早期化について
- 災害時における大学の役割について
- 本学の偏差値を上げるための施策を考えよ
などでしょうか。
最近話題になっている課題から、従来から言われている課題等多岐にわたります
最近は少し落ち着きましたが、コロナ関連の授業運営(オンライン化)、大学施設の在り方などが出題されることもありました
日頃から、大学業界のニュースについては、注意し、自らの主張を述べられるようにしましょう。
まとめ
この構成を把握しておけば、どんなお題が出てきてもある程度評価される小論文を作成することができます。
そのためには、
知識として、大学の特徴やその職務についての理解が欠かせません。
大学の使命や価値観を把握し、自身の志望動機と合致させることが試験合格への鍵です。
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